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写真データの保存
少し前に、キヤノンが新しくはじめたクラウドサービスでデータを消失してしまうという問題が発生しました。
また、AdobeにおいてもLightroom mobilで一部同様の事故が起こったそうです。
従来、写真はフィルムで撮影されてきました。
そのフィルムかプリントを保存して来たわけです。
ところが、写真がデータとなり目に見えないものの保存という厄介な問題に直面します。
当初、データはCDやDVDと言った記録メディアを利用していました。
しかし、それらの耐久性に問題があることが解り、またカメラの高画素化により記録データの肥大化という問題もありデータの保存はハードディスク(HD)へと。
ただ、HDも故障の恐れは付きまといます。
(納品後1年〜2年のデータは複数のHDに、そのあとはPCから独立して1つとさせて頂いています。)
そこへ出て来たのがクラウドサービス。
iCloud
google drive
Amazon photos
Dropbox
などなど無料のものから格安なものまで。
ただこれらも今回の事故により問題がクローズアップされました。
もともと、私も同様の事は考えておりました。
同時に、サービス停止や撤退も普通に考えられるもの。
私は現在のところ、オリジナルのRAWデータ、納品データをすべてHDとクラウドの両方に保存しています。
ただどちらも先に記したように、信頼してはおりません。
ただ、リスクを分散しているだけでございます。
以前から申しておりますが、大切な写真はプリントで。
いつかそのプリントも色あせてくるでしょう。
それはそれで、自然の摂理。
時間というのは全てを土に返す。
永遠というものはないのです。