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昭和の日

今日は昭和の日。
昭和天皇の誕生日です。

戦争には終始反対をなさった陛下。
天皇の意指標表示は消極的、受動的に行われるのが原則であったため、開戦をを決めた御前会議ではこう発言された。

「四方の海 皆はらからと思ふ世に など波風のたちさわぐらむ」

これは明治天皇の御製を引用なさったもの。
四方の海にある国々は皆兄弟姉妹、なぜ波風を騒ぎ立てるのか。
つまり戦争には反対だと仰った。

降伏調印後に、マッカーサーは会見した昭和天皇の事を回顧録にこう記している。
『私は、戦争を遂行するにあたって日本国民が政治、軍事両面で行なったすべての決定と行動に対して、責任を負うべき唯一人の者です。あなたが代表する連合国の裁定に、私自身を委ねるためにここに来ました』 ――大きな感動が私をゆさぶった。死をともなう責任、それも私の知る限り、明らかに天皇に帰すべきでない責任を、進んで引き受けようとする態度に私は激しい感動をおぼえた。私は、すぐ前にいる天皇が、一人の人間としても日本で最高の紳士であると思った」

昭和天皇は神武天皇即位以来2000年余りの歴史で初めて人となった天皇。
残された言葉に次の様なものがある。
草を人に例えられて。

「雑草と言う名の草はない」


激動の時代を生き抜いた裕仁天皇に、今日は想いを寄せたい。



 

 

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